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見離されて合同労組に駆け込む(2012/01/23)
人事学望見
2012年1月30日
見離されて合同労組に駆け込む
中央労働委員会の「平成22年労使紛争のまとめ」によると、集団的労使紛争の新規係属件数は566件だったが、このうち合同労組事件の占める割合が7割に達した。一般的には、合同労組のネーミングは少なく、○×ユニオンと称する「個人単位」で加入する労組で、企業別労組が労使協調路線であるのに対し、対決姿勢を鮮明にしている。特徴的なのは、起業を解雇された後、駆け込むケースで7割のうち過半数を占めている。企業内労組が労使協調に励み、個人的問題に冷たい対応を行った結果ともいえる。ユニオンからいきなり団体交渉を申し込まれ、うろたえる中小企業は少なくない。団交拒否は不当労働行為となる可能性が高く、応ずるべきである。団交に応ずることと、要求に屈することはまったく別物。堂々と渡り合えばいい。ユニオンの狙いは職場復帰より「解決金」にあるから、そこらへんもあらかじめ知っておこう。