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相次ぐ老舗名店の偽装事件(2007/11/12)

人事学望見
2007年11月12日

相次ぐ老舗名店の偽装事件

北海道の白い恋人につづいて、老舗中の老舗といわれ全国に知れ渡っている「赤福」でも偽装が発覚した。こうした場合に備えて、昨年4月から公益通報者保護法が施行されているが、実際問題として、通報した労働者の保護ができるか問題視されている。通報は会社、取締り機関、マスコミ等に行われたものを対象とし、保護法は当該者の解雇や不利益取扱いを防止する目的で施行されたもの。ただ、現実問題として社内で告発が可能か否かだれが考えても障害が多い。このため、告発は匿名のタレコミがほとんどだ。したがって通報者本人の特定が難しく、保護法は機能しない。法律は作られても魂のこもったものでないと、役立たずのそしりは免れないが、その典型例といえそう。

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