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注目されるポジティブ・アクション(2013/09/09)
人事学望見
2013年9月12日
注目されるポジティブ・アクション
最近、盛んに「ポジティブ・アクション」なる文言を耳にするが、ご存知だろうか。知らない、といっても別に恥じ入ることはない。ヨコ文字好きの官僚は、今に始まったことではないが、この文言も女性の職業進出を応援する名称で、男女雇用機会均等法には規定化され、政府も別名「働くなでしこ作戦」を昨年から展開して、拍車がかかった。少子・高齢化の進行で、日本の労働力人口は右肩下がりになっており、いずれは移民に頼る状況になることが懸念されている。わが国では固定的な性別による役割分担意識が根強く、女性の職場進出に消極的な男性が多い。ポジティブ・アクションは、こうした意識の改革を図り、単に女性優遇をめざすものではなく、固定観念を打破して男性と同等に女性が能力を発揮できるように職場環境を是正しようとするもの。厚生労働省の調査によると、大企業は積極的だが、中小企業の社長はまだ固定観念にとらわれている人が多く、ターゲットの主体は中小企業ということになる。