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採用内内定取消しと法理(2017/04/24)

人事学望見

採用内内定取消しと法理

採用内定取消しが法廷で争われるようになって久しいが、現今の新卒採用市場は人手不足とあって、売り手優位の状況にある。争いになっても、留保解約権の適法な行使かどうかが吟味され、解雇権濫用法理に守られてもいる。しかし、採用内定開始日以前に企業が新卒者囲い込みのため、発信する「採用内内定」については、正式な内定とは異なり、留保解約権付の労働契約が成立していないとして、解雇権濫用法理を適用しないのが判例の傾向である。争いになっても、信義則違反という不法行為が吟味されるにすぎないようだ。

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