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労働新聞トピックス
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労働契約に意外な側面が(2012/03/19)
人事学望見
2012年3月23日
労働契約に意外な側面が
労働契約法の施行に伴って、労働契約に関する法整備は万全の形になった。民法には雇用契約が規定されているが、契約関係全般を規定する一般法であり、労働契約法は労働者と使用者という立場にある者との間で結ばれる特別法であり、労働契約関係には労働契約法が優先的に適用される。ところで、労働契約には意外な側面があり、通常行われる入社選考や労働条件明示は直接関係がなく、労使が合意すれば一面識もない電話による労働契約も有効とされる。例えば、パート入社で合意した翌日の出勤途中に交通事故に遭った場合、通勤途上災害と認定され、労災保険からの給付が可能となる。面接もしないで採用するということは、実際にはあり得ないが、法的には有効性を持つということである。