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人選基準曖昧な“出向”を断罪(2013/11/25)
労組
2013年11月28日
人選基準曖昧な“出向”を断罪――東京地裁判決
退職勧奨に応じない労働者を、人選基準などが曖昧なまま出向させれば人事権の濫用に――東京地裁(篠原絵理裁判官)は11月12日、事務機器大手・リコーの技術者2人が出向命令の無効と損害賠償を求めて争っていた件で判決を言い渡した。会社の出向命令権それ自体は認めつつ、無制約にそれを行使し得えないとしており、業務上の必要性や人選の合理性などの基準を満たしていなかった点を断罪した。労働側の弁護士は、「自由な退職意思の形成を妨げれば不法行為になる」と企業に注意を促している。