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なぜ退職の事由に解雇の理由を含むのか(2009/9/21)

人事学望見
2009年9月21日

なぜ退職の事由に解雇の理由を含むのか

平成11年施行の改正労働基準法第22条の「退職の事情証明」について、解雇の理由も含まれることになった。個別労働紛争が急増したため、紛争防止と労働者の再就職活動に資するためである。整理解雇ならともかく、就業規則に違背するような理由なら、労働者にとって証明書は不利になってしまう、と考え勝ち。法第22条では、使用者が退職の事情を証明する場合、労働者が請求した内容だけを記載し、余計なことを書いてはならない、とされているので、この心配は不要だ。なお、証明書は解雇(退職)後だけでなく、予告期間中も請求されたら、遅滞なく交付しなければならない、とされている。

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