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違反多い特別条項付36協定(2010/12/13)

人事学望見
2010年12月8日

違反多い特別条項付36協定

労働基準法第32条に規定されているように労働時間の原則は、週40時間1日8時間である。ところが、法36条で定める36協定を労使で結ぶと大臣基準まで時間を延長させて働かせることができる。さらに特別条項という形で、この基準を超えて残業を命じることができるのは周知のとおり。別名エスケープ条項とやゆされているように、この基準すら守らず、事実上、青天井に残業する企業が多発していた。そのため、平成16年に発動基準を改め、特別の事情を「臨時的なもの」に限るとし、年間の発動件数も「6回」に制限したのだが、実際は遵守状況が悪い。所轄の労働基準監督署では、特別条項付36協定を届け出ている事業場を対象に立入調査を繰返しているので注意が必要だ。

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