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労働新聞トピックス
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退職願の撤回いつまでに(2016/07/04)
人事学望見
退職願の撤回いつまでに
退職願いは、労働者からする労働契約の解約の申入れであり、使用者が承諾すれば合意解約となる。会社側の退職承認の意思表示が伝わるまでは、退職願いの撤回は可能であるというのが、学説、判例の傾向である。これに対し、退職の意思表示は、労働者の一方的意思により、労働契約を解約するものでその撤回はできないとされている。両者の区別は難しいが、後者がなぜだめかについて「労働者は自由に退職することができるから、前言を翻すことを自由に認めれば、使用者は大変迷惑する」から、いったん、退職するといった以上、使用者はその文言にそって手続きをせざるを得ない点を慮ったといわれている。