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職場復帰に頭悩ますうつ病(2010/10/18)

人事学望見
2010年10月22日

職場復帰に頭悩ますうつ病(2010/10/18)

労働衛生管理のなかで、対応が最も求められているのがメンタルヘルス。中でもうつ病のり患者は急増しており、企業としては、休業による療養対策や業務との相当因果関係が認められた場合の対応に頭を悩ませている。最近では、精神科や心療内科での受診は抵抗感が少なくなってきているが、反応性うつ病の場合自殺に追い込まれるケースも多く、このところ毎年3万人を超える自殺者の背景にうつ病が潜んでいるのは、公然の事実とさえ論じられている。もちろんうつ病も治癒する。その後職場復帰となるわけだが、この間のメンタルヘルス対応に失敗すると、再発するケースも多い。厚生労働省では、原職にいきなり復帰させるのは乱暴といい、軽度の業務に従事させるのにも慎重な対応を求めている。早期に復帰させる手段として、模擬出勤、通勤訓練、試し出勤などが注目されている。

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