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国際競争力強化で合併相次ぐ(2011/09/05)

人事学望見
2011年9月7日

国際競争力強化で合併相次ぐ

金融不安、エネルギー原材料の高騰と供給力不安など国際経済は、混乱の極みを背負っている。わが国も異なる財閥系グループ間で国際経済力強化のための合併が盛んに行われている。企業全体にまでは及ばず、専門業務で提携合併を行い、スケールメリットを求めている段階だが、人材交流も転籍、出向と制度をフル活用している。ただし、実際に主役を演じているのは技術系だけ、彼らは原籍を確保して会社の要求に応え、事務系を圧倒している。事務系の場合、従来どおり子会社に片道出向するケースが大半で、職業生活の余生は両社間でかなり差がついた感じ。制度が完備している場合、本人の同意を必要とせず、就業規則等の定めにより、出向命令は有効となるという判例も確立しており、しばらくは事務系社員の不遇が続きそうだ。

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