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厚生労働省が熱中症で新基準(2009/7/20)

人事学望見
2009年7月20日

厚生労働省が熱中症で新基準

熱中症は、毎年20人程度の死亡者を発生させる夏場の典型的な労働災害である。ところが、十分な対策を講じれば、死亡ゼロも可能という災害であるにもかかわらず、毎年、悲惨な事故を繰り返してきた。厚生労働省では、今年からWBGT値(暑さ指数)を基準とする新たな対応策を示し、よりきめ細かい対策を講じるよう企業に求めている。基準となる暑さ指数は、毎日、環境省の「熱中症予防情報サイト」で検索できるから、これを利用すると便利。対応策で一番大切なのは、担当部署による毎日の巡回指導だ。水や塩分は定期的に摂取しているか、氷や冷たいおしぼりは用意されているか、休憩場所の適切な確保ができているか、など現場で見逃しがちな留意点をこまめに確認することが求められている。

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