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不可欠なラインによるメンタルヘル(2013/12/02)
人事学望見
2013年12月5日
不可欠なラインによるメンタルヘル
中央災害防止協会では、企業に対し「心の健康づくり計画」を策定するよう要請している。具体的には、メンタルヘルスケアとして①セルフケア②ラインによるケア③事業場内産業保健スタッフによるケア④事業場外資源によるケアの4つを挙げているが、なかでも注目しているのは「ラインケア」である。これは、日常的に接触している管理監督者が「いつもと違う」ことに早く気付けるような態勢づくりを指している。行動様式からみると、①遅刻・早退・欠勤の増加②無断欠勤③仕事の能率が悪く、思考能力が低下しているなどだが、勤怠状況は誰でも分かるもの。その原因が何か、を管理監督者がいかに早く掴むことがカギとなる。それには、常日頃から、個別の配慮が必要と感じる部下を特定し、積極的に心身の状況をつかまなければならない。相談に乗ってやるだけではなく、管理監督者から声をかけてやることが必要としている。ラインはまさにその状態をいち早く見つける存在だ。