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パート年休付与の徹底を(2014/02/17)

人事学望見
2014年2月20日

パート年休付与の徹底を

中小企業の事業主のなかには、年次有給休暇は正社員だけという固定観念を持つ方が多い。しかし、労働基準法では、名称・資格に関係なく、支配下にいる労働者全員(労働時間関係の法令が除外される管理監督者も同じ)に継続6カ月に達すると年休を与えなければならない。年休権は、1日当たりの労働時間は関係なく、週当たりの勤務日数が基準(不定の場合は年間勤務時間)となる。ただし、週5日働く正社員は、出勤率80%をクリアすれば最高年間20日の付与となるが、週の労働日数が少ないパートなどの場合には、比例付与となっている。パートでも正社員と同じ勤務日数なら、同じ年休を付与しなければならない。週1日勤務でも最高3日が保障されるから、「パートに年休はいらない」という考え方は成り立たない。年休手当は、通常賃金が支給される。だから、週1日1回勤務で時間給900円なら、それが支給額となるわけだ。週5日勤務のパートも1日当たりの時間給が年休手当となる。

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