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プラセール社会保険労務士法人

原 彩子 先生 -Saiko Hara-

開業から今日まで

2010年に開業し、間もなく13年目を迎えます。社労士の資格を取得するきっかけとなったのは、以前の職場で同僚が長時間労働から精神疾患を発症し、人格が変わっていく様を目の当たりにしたことです。温厚だった同僚の勤怠が乱れはじめ、口数が減り、笑わなくなり、出勤できなくなる…。この変化を見ていた私は、労働環境が人生において多大な影響を与えることを痛感し、労働法の勉強を始めました。

資格取得後は2年間の勤務社労士期間を経て、開業に至りました。ただ、女性が開業する場合、妊娠・出産といった人生の一大イベントをどう乗り越えるかという壁があります。私は、ビジネスパートナーと2人で事務所を立ち上げることでその壁を乗り越えました。当時、企業を定年退職された59歳の方と支部会で知り合い、自宅が近所だったご縁もあり一緒に事務所を立ち上げたのです。当初の約束は、パートナーは10年で引退する。一方の私は、その間に出産をする。お互いに社労士も経営も未経験でしたが、「力を合わせ、補い合い事務所を運営しましょう」といったスタートでした。世代・性別・キャリアも異なる2人がタッグを組むことで、法令遵守のみならず、企業の実態に合わせた多角的なご提案ができることを強みに。

あれから12年…。当初の予定通り、私は開業から6年目で男児を出産。現在子供は6歳になりました。創業時から共に経営してきたパートナーは70歳を迎えたことを機に、昨秋法人を退任し、新たな道で活躍しています。

 

協賛事業の活用

法人の主な業務は、給与計算、保険手続き、労務相談、賃金制度構築、研修事業等です。また、高度化事業に協賛し、合わせてサービスコンテンツを活用、提供しています。

ホームページでは、「ホームページ自動更新コンテンツ」で最新情報を発信しています。頻繁に情報更新していることが「安心に繋がっている」とお客様からお声をいただくこともあります。

また、「CUBIC」(※高度化事業に協賛すると20%割引)で採用のミスマッチの予防をお手伝いしています。近年では、採用後に「思っていた人材と異なる」等のご相談をいただくことも少なくありません。そのような企業には、「CUBIC」で応募者の特長や業務への適性について事前に分析することをお薦めしています。

そして、「研修会DVD無料送付」は、専門家のノウハウを習得することで、よりサービスの充実を図ることが可能となりました。タイムリーに見られないことも多いのですが、顧客からの相談に応じた内容のDVDを週末に閲覧することができ、大変助かっています。

 

法人理念

法人の理念は「Preventive Law(予防法務)」です。一度労働トラブルが発生すると、その解決のために多くの時間と労力を費やし、また精神が疲弊することもしばしばです。日頃から制度を構築し、コミュニケーションを図るなど、ソフト・ハードいずれの面からも予防措置を講じることをご提案しています。

また、顧客との関係性において配慮している点は、私たち社労士の言葉は自分が考えるよりも重く経営者に刺さってしまうという点です。法律の枠組み・制度をお話ししたつもりでも、経営者や担当者にとってみれば、社労士の言葉=「そうしなければならない」と解されてしまうことがあるように感じるのです。ですから、言葉のチョイス、伝え方、トーンには常々留意しています。

更には、最新情報、正確な知識も当然大切ですが、経営者や担当者は、「何を言うか」よりも「誰が言うか」を重要視しているように感じるのです。つまり、正しい知識云々よりも人間関係が優先し、関係が良好でない場合には、正論であっても相手には届かないことがあります。ですから、日頃からお話をよく聞き、寄り添う姿勢を大切にし、信頼関係を築いていくことを意識しています。

 

これから

現在、開業から丸12年。法人の成長と共に課題や悩みは変化しつつも、尽きることはありません。まだまだ道半ばではありますが、経営とは、下りのエスカレーターを必死に上り続けるようなもので、少しでも気を抜くとあっという間に落ちていく…、「今のままでは今のまま」ではなく「今のままでは衰退していく」、常に成長が求められるものだと考えるようになりました。

信頼関係を築く上で必要なコミュニケーションの基礎となる人間力は、経験によって培われていきます。そのため職員一同、失敗を恐れず、何事にも前向きに積極的に取り組み、成長し続けられる、そんな事務所でありたいと思っています。

仕事、育児、家事に追われ毎日が運動会のような慌ただしい日々です。それでも毎日が充実しているのは、経験値を高めた自分自身がプラスαの価値となり企業の成長の一助となり得る、社労士の仕事はそんな遣り甲斐のある仕事だからです。社労士の仕事に出会えたことに感謝しつつ、今後も楽しみながら日々企業のサポートに尽力していく所存です。

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