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残業命令拒否で懲戒解雇とは(2017/03/13)

人事学望見

残業命令拒否で懲戒解雇とは

懲戒解雇は、勤続の功を一切考慮にいれず退職金の支給も行わないという「制裁罰」のなかで最も重いもの。裁判例も、勤続の功と測りにかけて有効性を吟味するが、業務上横領や破廉恥罪で報道され、企業の信用失墜を招いたものに限定される。ところが、最高裁判例のなかには、残業命令拒否という社会的にはあまり重要性のない違背行為で懲戒解雇を有効としたものがある。これをもって残業拒否をいきなり懲戒解雇にできる、と勘違いするのは誤り。当該裁判をみると、直接には残業命令拒否があるが、当該社員は、数々の非行を重ねながら、上司の指導を無視したという問題社員だったのだ。

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