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コネ入社の懲戒・諭旨解雇(2013/12/09)

人事学望見
2013年12月12日

コネ入社の懲戒・諭旨解雇

コネでTV局に入社していたみのもんた氏の次男が、諭旨解雇された。まだ燻っているのは、彼のあまりにも優雅な生活が影響しているのと、みの氏の復帰問題の見通しがつかないからだ。みの氏は、人気キャスターで歯に衣着せぬ発言は、一部で買われていたものの反感の方が大きい。一方で、次男が入社できたのは、当該局が視聴率争いで健闘していた、みの氏の依頼を断り切れなかったことと、個人筆頭株主として隠然たる力を持っていたからだそうだ。不祥事は、防犯カメラに盗られて窃盗が明らかになり、マスコミはここぞとばかり叩いた。警察での心証も悪く、逮捕後長く勾留される結果となり、当該局の信用低下を来し、「懲戒解雇」も当然という声が内外から聞かれたが、結局、厳罰一歩手前の諭旨解雇に落ち着いた。懲戒解雇は退職金不支給でそれまでの功労を無にするという労働者にとっては死活問題となるが、諭旨解雇は退職金の一部を減額されるものの、退職金問題だけでなく、社会的評価も一定程度保たれる。局としては禍根を残す処分だったようだ。

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