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経営権の職制分担行使とは(2011/10/10)
人事学望見
2011年10月13日
経営権の職制分担行使とは(2011/10/10)
経営権とは、会社の設立・運営の一切の権限をいう。代表取締役が当事者だが、労働法の関係からみても、人事・経理・営業・生産方式など多岐にわたっているから、社長1人でこなすことは困難だ。そこで、会社は、部長、課長、係長、主任といった職制組織をつくり、彼らに経営権を分担させる。労働基準法の場合、使用者は経営者だけでなく、経営者のために行為するすべての者をいい、刑事責任を問われることもある。その他、異動、降格といった処分によって、責任を問うケースも少なくない。管理監督者では同法第41条第2項の要件を満たしていないにもかかわらず、不払い残業問題が世論を賑わしたが、別な角度から職制の役割を探ってみた。