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裁判員職務中の災害(2009/8/24)

人事学望見
2009年8月24日

裁判員職務中の災害

司法制度改革の目玉といわれていた「裁判員裁判」が5月21日施行され、8月3日、その第1回目の裁判が東京地裁で行われた。3日で審理を行い、4日目で判決という超スピード振りは、確かにこれまでより大幅に改革された。通常裁判が月1のペースであるのに対し、裁判員裁判は国民の利便を考慮し、公判を含め4日で終えるのだから、確かに有意義とはいえる。しかし、この制度は、国民には不人気で7割以上が参加したくない、と回答。対象裁判が凶悪事件となっており、犯罪者といえども「他人の一生を左右する」ことに忌避傾向が強いためだ。加えて裁判員裁判の職務中に被災した場合には、国家公務員災害賠償法で補償されるものの、日当は最高でも1日1万円となっているため、平均賃金を基礎額とする労災補償に比べて、格段に低いのも影響しているとみられる。

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