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日雇労働者の派遣元・先が講ずべき指針(2008/4/28)

人事学望見
2008年4月28日

日雇労働者の派遣元・先が講ずべき指針

ネガティブリストになっている建設業務や港湾荷役業務に大手派遣会社が日雇労働者を派遣したことの容疑で摘発された。その実態が明らかになるにつれて、世間ではネットカフェに寄宿するワーキングプアを救済する動きも出ているし、野党では日雇派遣労働を禁止する労働者派遣法改正案を上程する動きもある。危険有害業務に就業させながら、入職時の安全衛生教育を手抜きするなど、業者側の金儲け主義は目に余るのは確かだが、労働者のセーフティーネットとして機能しているのは否定できない。そこで厚生労働省では適正な労働条件の確保をめざして、指針を告示したのだが、「毎日就業場所を巡回せよ」など現実を無視したきれいごとが並んでいる。画餅指針とはこのこと、と冷やかな関係者も少なからず存在しており、問題の根は限りなく深い。

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