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提出期限切れの年休申請(2007/10/29)

人事学望見
2007年10月29日

提出期限切れの年休申請

年次有給休暇の消化率は下がる一方で、昨年の調査結果では46.6%にまで落ち込んでいる。合理化の進展によって、労働者個人の仕事量が増加して取得しにくくなったという分析もあるが、取得しづらい職場環境が大きく影響している。追い討ちをかけるように就業規則において「年休申請は2日前までに」といったしばりをかけている企業も多いが、期限切れの年休申請は無効になるのだろうか。年休は労働者が時季を指定すれば権利が発生し、会社は事業の正常な運営を妨げる場合のみ変更権の行使ができるが、その可能性はほとんどない。期限設定も訓示的効果があるのみで、その規定をもとに時季変更を強制したり、取得を拒否することはできないというのが通説である。

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